■生ハム協会関係者の皆様、生ハムに興味をお持ちの皆様(2021.1.1)
新年明けましておめでとうございます。
昨年は歴史的にみても人類にとって未曾有のパンデミック、新型コロナの感染問題が発生し、未だ収束の兆しが見えないばかりか、変異種の発生により更なる困難に直面する新年となると見込まれます。早くワクチンが一般に普及し、感染問題の収束を願うばかりです。ところで、生ハムは2千年以上前から地中海諸国での基本食材の重要な食品であり、ローマ帝国時代(日本の弥生時代)からの優れた栄養価と保存性を誇る食品でありました。ローマ時代のタベルナのフレスコ壁画にも生ハムが描かれ、台所を持たなかった一般庶民もタベルナや食堂にて生ハムを食していたと思われます。
その生ハムは、歴史上数々発生したパンデミックの経済的落ち込みや経済危機の脅威を乗越え、現在まで地中海食文化の花形であり続けています。製造に多くの労力と日数が掛かる生ハムが現在まで地中海食文化の花形であり続ける理由は、一に美味であり一度食べると忘れられない魅力があること。次に豊富な栄養価とミネラルやビタミン類、特に一切加熱されることなく製造されるため良質な脂質(オレイン酸)やビタミンB1が含まれ、人類に活力を提供して来たことは明白な事実なのです。
日本市場では、生ハムと呼ばれる商品の中でも8割を占める短期製造工程の還元みずあめや調味料を使用しスモーク加工した商品より、当協会が扱う本来の生ハム(長期熟成ハム)が味覚や栄養成分の点でより優れていることも明白であります。
今日パンデミックに悩む日本の方々の健康維持に生ハム(長期熟成ハム)は、実はとても有益な食品なのです。
新しいこの一年、生ハムの食文化の啓蒙活動を通して、皆様のお役に立つ活動をして参りますので、何卒一般社団法人日本生ハム協会を宜しくお願い致します。
新年での皆様のご健康とご発展を祈念申し上げます。
一般社団法人日本生ハム協会
代表理事 渡邉直人
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